お知らせ
2018年12月05日コラム
お墓に水をかけてもいいの?
お掃除の観点から言えば、しっかりとかけていただきたいです。
ある時期から「お墓の頭から水をかけてはならない」なんていわれるようになってしましました。しかしこれは「ある時期から」という事は「ある時期までは誰も思っていなかった」という事でもあります。
「仏様に失礼になる」「無礼だ」というようなことで、よく質問されます。
しかしお墓のお掃除という点でいえば、しっかりとかけていただきたいです。お墓にお水をかけてお掃除することは、とても大切な行為です。皆様の手でお掃除することが大切なことです。また、お墓の汚れを流すことは、心の汚れも流すことなんて言われる僧侶の方もあるぐらいです。しっかりと洗い流していただき、ご家族でお掃除してた抱きたいです。
また、ある僧侶の方にお伺いしてみたら「花まつりって知らない?」との返答が帰ってきました。その方が言うには「お釈迦様の誕生日である4月8日に、お釈迦様の仏像に甘茶をかけるの知らない?」とのことでした。お釈迦様が生まれたことを天が喜んで甘い雨(甘露の雨)を降らせたことから、供養の一つとなったのではないかとのお話でした。その点から考えてみても、なるほど供養としても大切なこうなのだなと思うようになりました。
ただし注意をしなくてはならないのは「屋根型香炉」など下からロウソクなどで加熱している最中に冷水をかけて、急激な温度差を作ってしまった場合、石材に影響が出る場合もあるため、どちらにせよバシャバシャとかけるのはやめておきましょう。
ゆっくりと皆様のお気持ちを込めて、お水をかけていただくことが良いと思います。