テレビなどで取り上げられていますので、わかりやすくご説明します。

終活の一環として、自分が亡くなった後どうなるのか、だれに任せたらよいのかという不安を法的に解決する制度になります。

• 死後事務とは

お亡くなりになられた後の必要な手続きの事を「死後事務」といい、この死後事務を適正な業務を行える法人や司法書士などの士業の方に委任することで、御身内のいない方でも安心していただく制度になっています。

死後事務委任をしていないと、夫と一緒に入るお墓や納骨堂があるにもかかわらず、奥様が入るときには身寄りが全くいなかったため、亡くなられた際にお墓や納骨堂の場所がわからず、市で無縁としてあつかわれてしまい、無縁墓に入ることになってしまうケースもあるようです。

 

• 成年後見制度との違い

成年後見制度とは、判断力が衰えていたりご自身で契約などの作業が難しい場合、代わりに手続きなどのサポートをする制度になりますが「生きている方のサポート」が目的ですので、亡くなられた際に、契約が満了となります。亡くなられた後に法的に有効となりますのは「遺言」における財産などに限定されます。

亡くなられた後のことは「成年後見人」では対象外なので、「死後の事務」を安心できる方にお願いしましょうという事です。

例えば行政への届出・お墓のこと・関係機関への通知などの手続きが死後事務となります。

中には入院費の清算・施設退去などの手続き、友人への周知やSNSやネットのアカウントなどの削除までお願いできる法人・行政書士・司法書士・弁護士・NPO法人などもあるようです。

• 実際「死後事務委任契約」にかかる費用は？

申し込まれる方がお亡くなりになられることで必要な費用も当然ありますが、基本的には「生前に法人と契約者の契約」が必要になります。

希望する葬儀の内容や死後事務の手続きの量により大きく異なります。

およそ、契約金額としては数十万円から100万円以上かかるようです。

ご自身の希望される「終末」を考えて、しっかりと実現してもらえる法人にお願いしましょう。北山霊苑も努力してまいりますので「お墓」の件はご相談ください。

• どうすれば、死後事務委任契約ができますか？

取り組みをしている自治体も増えています。区役所などで相談してみても良いでしょう。お墓に関しては北山霊苑にご相談ください。

フリーダイヤル　0120-473-690

• まとめ

私共が管理運営しております北山霊苑でも実際ご相談される方も増えてきました。家族の為のお墓に入れない方がいるなんて悲しいことが起こらないよう、日々努力してまいります。今後さらに「死後事務委任契約」に関するご相談も増えてくるかと思います。

今後、自治体と協力し「お墓に入ることができなかった」という悲劇が起きないよう努力していくことが、霊園管理業務を行っているものの課題であると思います。

少しでも皆様のご不安の解消になればと記事の掲載をしました。何かございましたらお気軽に北山霊苑にご相談ください。

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